AI・量子コンピューター予想

現在、非万能量子コンピュータに分類されている量子アニーラーやNISQ（ニスク）が実際の金融問題や化学シュミレーションに応用されつつあります。
現在の非万能量子コンピューターは、まだ万能では無いため量子コンピューターそのものだけで使わず、通常のコンピューターと組み合わせて使用しています。

例）通常のコンピューターからクラウド上にある量子コンピューターにアクセスして、量子コンピューターに計算させる。

量子コンピューターは通常のコンピューターに比べて非常に計算速度が速いため、ビックデータを活用したリアルタイム性、高精度性などが期待されています。

例）グーグルの量子コンピューター、従来型PCよりも「1億倍高速」と発表
https://wired.jp/2015/12/11/google-quantum-computing/

Googleが量子超越を達成 -新たな時代の幕開けへ（前編）
https://www.qmedia.jp/google-supremacy-1/

2019年10月23日、Googleが量子超越を実現したという論文を公開し、量子コンピュータの歴史に新たな1ページが刻まれた。
「量子超越」は、量子コンピュータの歴史における大きな一歩である。Googleの研究チームは、最速のスーパーコンピュータを使っても1万年かかる問題を、Googleの53量子ビット(qubit)の量子コンピュータは10億倍速い、200秒で解けることを示したという。
https://codezine.jp/article/detail/11616

コンピュータの限界

現在のコンピューターは電気を使った計算機であるコンピュータです。
しかし、この現在の電気を使ったコンピューターでもやはりどこかに限界があります。

これまで60年くらい、コンピュータはどんどん進化してきて、高速に計算できるようになり、そして使いやすくなりました。しかし人間の解きたい問題も同じくらいのスピードでどんどん進化（複雑化、煩雑化）してきました。複雑な3次元物体のシミュレーションや、量子力学的なふるまいをする物質のシミュレーションは、現在の最先端のコンピュータを使ってもなかなか計算できません。

最近では、ブロックチェーンという技術が注目を集めており、これは現在のコンピュータでも計算するのが難しい問題が存在することを利用して作られたシステムです。また、機械学習という技術も注目を集めていますが、これも計算するのに多くの時間がかかる問題を解く必要があります。

そのため、現在のコンピュータの限界を突破することはとても重要なことであり、これによりさらに世の中を良くすることができると信じられています。

ではどうすれば、コンピュータの限界を突破できるのでしょうか？その答えの1つが、量子コンピュータだと期待されているのです。

現在、量子コンピューターは50～100量子ビット規模に達しています。
量子コンピューターは古典コンピューターの頂点に立つスーパーコンピューターでさえも不可能な計算を実行できる新しいコンピューターです。
複数の超電導量子ビットを集積した量子コンピューターチップ（Google、IBM、IonQ）でAIの進化が加速します。

量子コンピューターとは

量子計算機の衝撃　新たな暗号で解読防げ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52100640S9A111C1X90000/?n_cid=SPTMG053
量子計算機・空飛ぶ車…　2040年に実現する未来技術は
文科省研究所が予測
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51690940R01C19A1000000/?n_cid=SPTMG002
量子技術の研究後押し　自民議連が年内に提言
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51463670X21C19A0PE8000/?n_cid=SPTMG002
NTT、NASAなどと新たな量子計算機を開発へ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52147720U9A111C1MM0000/?n_cid=SPTMG002
東大の新量子コンピューター技術　大規模計算に道
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51089690X11C19A0TJM000/?n_cid=SPTMG002
東芝、「量子」で挑む高速取引　事業化へ金融庁に登録検討製造の技術力生かす
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO52601050V21C19A1EE9000/
東芝がヘッジファンドになる日　量子技術で高速取引
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52473390S9A121C1I00000/
量子コンピューター、20年で実用化　政府ロードマップ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52508110S9A121C1MM8000/

量子コンピューターの階層

第一階層	応用レイヤー	目的に応じた量子アルゴリズムを実行する
第二階層	論理レイヤー	汎用量子計算を実行する
第三階層	量子エラー訂正レイヤー	計算中に起きたエラーを訂正して計算を持続する
第四階層	バーチャルレイヤー	物理的な量子ビットを制御して基本的な演算を実行する
第五改装	物理レイヤー	超電導やイオンで作った物理的な量子ビットを動作させる

階層アーキテクチャ：上から下のレイヤーに命令が送られ、下のレイヤーで実行した結果が上に報告される。

AIや量子コンピューターで未来を予想し稼働するシステム

KLHではFXの売買取引を人間の目や勘や経験でなく、AI・機械学習に委ねるFX自動売買システム開発を長年取り組んできました。もちろん、これらの技術は株式投資や仮想通貨（暗号資産）投資、競馬投資、バカラなどの投資にも役立てることができます。

AIをビジネスに活かし、利益を得るには過去のデータなどの未来を予測する為の材料と量子コンピューターなどの新しいトレンド技術を他に先駆けて使い、加えてスパースモデリングなどの新しいアルゴリズムを色々応用していくことが必要です。

量子コンピューターを使った技術開発やAIの開発をご支援します

KLHは証券会社、FX会社の基幹システムやAIプログラム開発、量子コンピュータープログラムを使った開発など、幅広い業務知識や長年の経験・実績で培ったノウハウをベースにお客様のニーズにお応えします。

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